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京都未踏、2026年度の10プロジェクトが決定

2026 8/17
2026年8月17日

京都未踏的人材発掘・育成プログラム(略称、京都未踏)、2026年度の10プロジェクトが決まりました。72名のエントリー、45件の応募を頂き、プロジェクトマネージャ(PM)による書類審査、面接による二次審査を経て、以下の10件が採択となりました。7月末から1月末の成果報告会までの6ヶ月間、京都未踏とPMのサポートのもと、この10プロジェクト14名が開発に取り組みます。

プロジェクト名氏名所属担当PM
QUMO: スケーラブルな双方向通信を実現するコンテンツ配信ネットワーク奥谷 大地京都大学 工学部三林 亮太PM
鈴木 盛之京都大学 大学院情報学研究科
判例を一般の人にも読み解く支援を総合的に行う、判例プラットフォーム開発徳永 優人近畿大学 情報学部谷口 忠大PM
古川 柾斗京都産業大学 法学部
ソフトウェア品質特性を目的関数とするAIモデル適応型ハーネス基盤の開発山本 理雄眞和歌山工業高等専門学校 電気情報工学科首藤 一幸PM
飛翔するシャボン玉を用いた死角可視化装置「シャボン・アイ」の開発古賀 荘翠奈良先端科学技術大学院大学 情報科学領域石丸 翔也PM
生活を経験・記憶して育つ携帯型AIペット仮山 史織大阪大学 基礎工学研究科谷口 忠大PM
西尾 春輝大阪大学 基礎工学部, (株)暮らすAI
スマホ×万華鏡×複屈折で実現する「時・空・波」高分解能ハイパースペクトルカメラ藤原 和真奈良先端科学技術大学院大学 情報科学領域三林 亮太PM
肉眼で見ながら撮れるスマホ用視覚連動グリップの開発中村 凌大阪大学 基礎工学部平井 重行PM
インプロセスでのゼロコピー通信を実現する言語非依存 Web ゲートウェイプロトコル「NSGI」の開発設楽 朗人京都大学 大学院情報学研究科松岡 航太郎PM
視線履歴から人と空間の関係を育てる空間インターフェースの開発片岡 昴晴灘高等学校平井 重行PM
個性的な日本語フォントを実用可能な規模まで補完するフォント制作支援ソフトウェア高柳 慶太郎京都大学 大学院情報学研究科松岡 航太郎PM
西見 優輝京都大学 大学院情報学研究科
  • 審査において、プロジェクトマネージャ(PM)は自身に利益相反のあるプロジェクトの評価はしていません。
    • 高柳慶太郎氏は首藤一幸PMの研究室に所属しています。首藤PMは高柳氏のプロジェクトの評価をしていません。
目次

京都未踏 統括プロジェクトマネージャのコメント

多くのご応募を頂きました。京都未踏は今年度立ち上げたプログラムであり、運営側としては、どれだけのご応募を頂けるか?は先の読めないチャレンジでした。「未踏」的な本プログラムに45件という数多くの応募を頂けたことは、京都をはじめ近畿圏の高い人材ポテンシャルが顕れたものです。その掘り返しに着手できたことを喜ぶと同時に、責任に気を引き締めています。

45件から10件、4.5倍という倍率は、それでも応募する側にしてみれば狭き門ではあります。ただ、運営側から見ると、偶然、ちょうどよい塩梅でした。国が実施している未踏ITや未踏アドバンストの倍率は、昨今、10倍を超えています。一般社団法人未踏が実施する高校生以下を対象とする未踏ジュニアも、倍率10倍に迫っています。10倍ともなってくると、充分すぎるほどいい内容の応募でも、普通に落ちます。本来は、内容のよしあしや人物のポテンシャルで採否が決まって欲しいところ、提案書の巧拙も採否に影響してきます。私が未踏ITのPMを務めていた頃、倍率が上がるにつれ、書類作りがまだ巧くない若年者が採択されにくくなったように感じ、残念に思っていました。2026年度 京都未踏では、それを狙ったわけではありませんが、高校生・高専生のプロジェクトが10件中2件を占める審査結果となり、個人的に嬉しく思っています。

これには少し驚いたのですが、PMとして45件全件の応募書類を読んでいる時の感覚は、未踏ITの審査を行っているときのそれと変わらないものでした。胸踊る提案もあれば、そそられない提案もあるわけですが、その割合は未踏ITのそれと変わらないものでした。こうした全国レベルの提案45件からの4.5倍という競争の中で、不採択35件の中にも、充分に採択可能な提案が多くありました。(京都)未踏の審査はPMとのお見合いのようなもので、落ちてしまった提案も、相性のいいPMがいなかっただけかもしれませんし、PMの目が節穴だった可能性もあります。お送りしたコメントも活かして提案内容を磨いて、別の場にでも、次回の募集にでも打ち込んで頂ければと思います。

ここまで読んで下さった皆様は、京都未踏にご関心を頂いている方でしょう。半年後のクリエータ達と成果を楽しみにお待ちください。

京都未踏 統括PM 兼 PM 首藤一幸

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